
いいもんだよ、生きるって
〜夜回り先生・水谷修のメッセージ〜
定時制高校教諭の水谷修48歳。シンナー、覚せい剤などの薬物汚染から若者たちを救い続け、年間300本以上も講演を行って薬物の恐ろしさを訴えている。
今、日本では薬物汚染が急速に広がっている。低年齢化も進んでいる。授業のない午前中や休日には全国の中学・高校や自治体などを回り、声を振りしぼる。薬物で命を落としていった教え子のこと、今も苦しむ若者たちのことを涙ながらに2時間語る。会場は静まりかえり、聴衆たちも涙に包まれる。
講演が終わると繁華街を巡回し、グレている若者たちに声をかける。「困ったら連絡しろ」と自宅の電話番号を渡す。「夜回り先生」・・・・
いつしか彼はそう呼ばれるようになった。帰宅すると深夜3時まで電話は鳴り続ける。全国の薬物依存の若者が水谷にSOSを訴えてくるのだ。最近はリストカットを続ける子供たちが救いを求めてくる。
個人のホームページにも若者からの書き込みは絶えない。その1つ1つに返信し、異常を感じたらすぐに連絡をとる。まずは子どもに寄り添うこと。そして「生きるって、いいもんだ」と少しでも感じさせること・・・。それが水谷の信念だ。
■水谷先生からのメッセージ
やさしさ、あたたかさ、力強さのあるメッセージです。
逃げることです。
環境が生み出した心の病の一番の解決方法は、環境を変えることです。試してみてください。
まずは、リスカをしている自分を「いいんだよ」と暖かく受け入れていたわってください。
無理に抵抗しないことです。リスカは心の叫びです。
そして、その後外に意識を向けることです。
美しいものを探したり、感動するものを探す。
そして、周りの人のために何か優しさを出してみましょう。
まずは、自分へのこだわり捨ててみませんか。だれかに笑顔をあげてみようね。
まずは、自然や生き物を相手にしてみましょう。
お花に名前を付けて話したり、金魚に名前をつけて友達とする。
水谷は子供の頃は、木が友達でした。いつも木々と語り合っていました。
それがスタート・・・。挑戦です。
死を語る人へ、死を意識している人へのお願いです。
死は、人に語るものではありません。 死は、考えるだけ無意味です。
人は必ず死にます。死は、自然に受け入れるものです。
生きて生きて生き抜いて、死を迎えるべきものです。
過去や今も同じです。語るものではありません。語ってもどうしようもない。
すべてを、過去も今も受け入れましょう。いいんだよと・・・。
そして、明日をここで考えましょう。
とても抽象的なことを書きます。
自分にこだわること、きついです。そこには、答えはありません。
自分はいつでも不十分な器です。これから作るものです。
その不十分な自分にこだわり、そこで悩んでも答えは出ません。
でも、苦しむことわかります。そこには、それまでにつけられた多くの傷があります。
哀しみ、憎しみ、苦しみ・・・。
でも、そこにとどまりそれにとらわれ苦しんでも救いはないです。
ともかくそれから逃れませんか。
一緒に明日を考えませんか。明日は、作れます。
人への依存では、人は寂しさを乗り越えることは一時的にはできても。そこまでです。
寂しさは、人への優しさや明日への希望で乗り越えるしかありません。
水谷からみんなへの宿題です。今日は鏡を見る日とします。
顔や全身を鏡でじっくり見てください。そして、今の自分見つめてください。
どんな自分か、どんな自分になりたいか考えてみましょう。
特に今の自分の顔、ちゃんと分析してみましょう。
ちなみに水谷はデビルマンです。
自分の呪縛という言葉があります。
自分にこだわり、自分のことばかり考えることしかできなくなってしまう状況をいいます。
ここには、救いはありません。
自分の問題で、解決のつくものは悩む前に解決しています。
解決のつかないものは、解決できないから悩むのであり、悩んでも解決しないのです。
ですから、ここに入ってしまうと、無限の苦しみに陥り、心が病んでしまいます。
こんな時は、まず「人は人、自分は自分」素直に、今のありのままの自分を受け入れ、外に目を向けることです。
大きな美しい自然にとけ込んだり、本や映画に楽しみを求める。
それがスタートです。
人のために何かして生きること楽です。
どんなにからだが苦しくても、心は温かい。
でも、自分にとらわれ自分のことしか考えず生きること、冷たいです。
水谷は、人のために生きたいです。
人の笑顔のために・・・。
ここに薬物や死に関して書き込んでいる人、少し考えてください。
死は語るものではないし、薬物も語ってはいけないものです。
語りたくなったときは、鏡で自分の顔を見てご覧なさい。
そこには、どんな顔がありますか。
夜の世界は哀しいです。夜は、眠るもの。
死を望む人は、夜眠ってご覧なさい。それも、一つの死です。
でも、健全な幸せな死です。そして、目覚めて再生。新しい一日、人生を始めるんです。
水谷にはいう資格がないという人もいると思います。
水谷は夜の世界の人間だから・・・。
夜眠らないから・・・。
でも、それは子どもたちのためです。
自分のためではありません。
リスカをしたり死にたいと思っている人たちへのお願いです。
リスカはいいんです。心の生きたいという叫びだから・・・。胸を張ってしよう。
ただし、人の前でです。また隠さないこと。
死にたいと思うこと、いいんです。生きたという心の叫びだから・・・。
ただし、大声でみんなに「 死にたいよ」って(人の前で)叫ぼう。
自分の心、何があっても、きちんと外に出していこう。
そこに救いと答えがありますよ。
水谷は想います。怒りは持ちたくないと・・・。
怒りは人の心を汚します。そして哀しみをどちらにも生みます。イラクの問題を見ていれば明らかです。
また、心に沈み込ませた哀しみは、人から明日を奪いますが、外に出した哀しみは、友を作り愛を作ります。
少し難しいことを書いたかもしれません。
でも、これをきちんと考えてみてください。ここに来る人たちへの水谷の大きなメッセージです。
自分から離れて、人のことを考え、優しさを配ること、楽しいですよ。
人のために生きること楽ですよ。
自分を語っても、答えの出ることはすでに出ているし、答えの出ていないことは、まずは答えは出ません。苦しむだけです。
心のつらさは、外に出すことです。走ることもいい、叫ぶこともいい。心に抱え込まないことです。
また、人のために生きることの楽さ考えて欲しいです。
自分は何ですか。・・・答えは出ません。
自分、訳の分からないものです。
自分は他者から見るもの、その自分探しの罠にはまれば、苦しむことになります。
自分は他者との関係の中から他者が見せてくれるものです。
自分を考えないで、周りに優しさを配りながら、多くの周りからの笑顔をもらって生きること、とても楽ですよ。幸せですよ。
人は人とのふれあいで、出会いで様々なことを学んでいきます。
でも、そのふれあいで傷つけられ痛めつけられ多くの子供たちが今沈み込まされています。
それでも、水谷は関わる子供たちに、ふれあいや出会いを求めることをすすめます。
もっと子供たちが傷つけられてしまうかもしれない、そう思いながらもすすめます。
やはり、人は人との関わりの中でしか学べないからです。
でも、必ず昼の世界で人とのふれあいや出会いを求めることをすすめています。
この背景にあるのは、水谷が人間存在を信じているからです。
嫌な人もいる、悪い人もいる。
でもどんな人の心の奥にも、美しいものや優しい心はあると信じているからです。
過去は過去、語っても帰れません。
今日を今を明日に向けて語る場所にしましょう。
過去と今は捨てることができます。
明日は、作ることができます。
過去と今で明日を捨てることや汚すことやめましょう。
死を意識したり夜を苦しむ人たちへのお願いです。
まずは、自分にこだわること、過去にこだわること止めませんか。
人のために何かすること、誰かに優しさ配ること、絶対裏切らない自然に触れること、してみませんか。
自分から離れないと答えと明日はきません。
人のために生きること楽ですよ。
水谷はそうしてます。
悩んでいる人へ、悩むのは答えが出ないから・・・。
答えのでないことで悩むなら、人への優しさで笑顔をもらうこと。
そこに救いがあります。
自分について考えることを止め、人のことを考えること。
君を、君の笑顔と優しさを待っている人がたくさんいます。
ことばの投げ捨ては、人を傷つけます。 想いは優しさです。
優しさと明日への希望、みんなみんなみんなの心に。
苦しいとき、哀しいとき、水谷は人のために何かをします。
人のために生きることは、明日の自分を作ってくれる。
今の自分に苦しむことは、明日をつぶす。私はそう思ってます。
救いは、外からは来ません。
まして心の問題の救いは・・・。
人は、幸せと思えば幸せ、不幸と思えば不幸です。
人の辛さに共感すれば、その人をさらに不幸にしてしまう。
「やっぱり自分は不幸だったんだと・・・」
ことばは、不十分なものです。
だから想いを書く場としてここを作りました。
想いは、ことばの間にこめて書くもの。想いは、明日への夢です。
水谷の書いたことに不満な人は、今鏡を見てご覧なさい。
自分の顔を・・・。どんな顔ですか。
でも、そこでほほえんでご覧なさい。
どちらの顔で明日を生きていきますか。
明日は必ず来ます。
生きてさえいれば・・・。
Osamu Mizutani HOME PAGEより転載
最後まで、読んでくれてありがとう。
でも、もうひとつ!!
「指一本、なかなか痛かったが、
安い買い物だった」
水谷先生は、ある台湾人の少年を
暴力団から救うため、利き腕の指を一本、
切り落とされたそうです。
この一行を読んだ時、思わず絶句しました。
他人のために、指を切り落とすなんて、
考えたこともなかったからです。
・・・凄い生きざまが、ある所にはあるものです。
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